あなたの《好き》があなたを護る
〜心地よく生きるために〜
*毎日を楽しんでいますか?
こんにちは 岡田夕実瑚です。
4年ぶりに自由に行動できる夏ももうすぐ終わりですね。
夏ならではの陽射しや空気を浴びて、太陽のエネルギーを思いきり吸収したい!
引きこもり体質のワタクシでさえ、そんな風に思いましたが
今年の体温を超えるような暑さで、断念しました。
窓から山の緑と青空と白い雲の美しいコントラストを眺めながら、
涼しい部屋で仕事をしています。
部屋で過ごす時間が増えると、P Cやスマホを使う時間も増えると思います。
いかがですか?
Instagram、Facebook、ブログ・・・巷には色々なS N Sがありますが、
あなたはどのくらい活用なさっているでしょうか。
そもそもS N Sを楽しめていますか?
今日はご相談を受けることが多いS N Sでの発信を切り口にして、
心地よく生きるためのヒントをお話ししていきます。
・表現することを楽しめていますか?
コロナ禍の間で、発信を始める方がとても増えました。
有名人じゃなくても、大人数が見るわけじゃなくても、
誰だって自分の感情や思い出、好きなものを自分の中から出したくなる時があります。
自分の記録として。それで十分。
仲の良い友人知人に『素敵!』『いいなぁ』と反応されたら嬉しい。
知らない人たちに褒められたらもっと嬉しい。
だけど
『ケチつけられたら怖い』
『嫌がらせをされたらどうしよう』
『いいね!がつかないのが悲しい』
そういう不安や恐れも生まれてくると思います。
私の80歳の母は、中学校の恩師の勧めで短歌を始め、
中学生の時から40歳くらいまで短歌を詠んでいました。
アララギ派に属し、上京して結婚してからもずっと詠み続けていました。
私が子供の頃、
家事の合間に新聞広告の裏に何首も書き留めていた様子を覚えています。
それが日々の暮らしや仕事の慌しさで、いつしか短歌から離れてしまいました。
スマホを手にしてからは、花と雲の写真を撮り溜めているので、
数年前にInstagramを教えてあげました。
はじめのうちはなかなか操作がはかどらずにいましたが、
今ではとても楽しそうにたくさんの写真をpostしています。
そんな母の様子を見ていてふと思ったのです。
80歳になってどこにも属さない自由な今、
もう一度歌を詠んでほしい。と。
『自分が撮った写真に短歌を添えてみたら?』
提案した時、母の表情がぱあっと明るくなりました。
『いいわね。できるかしら。できたら楽しいわね。』
意欲が感じられました。
でも少ししたら
『『そんな歌、ダメだ』っていう人が出てきたら怖いからやらない。』
せっかく膨らんだ気持ちがしぼんでしまったようでした。
彼女の本心は『表現したい』だというのに。
80歳でも20歳でも怖いと思うことは同じですね。
*『嫌われてもいい』『嫌われてなんぼ』?
長いことS N Sを使用してきた私も、
他人が気になって
本当に思うこと、表現したいことを出せずにいました。
日々のことや趣味のことだけならまだしも、
仕事で活用するようになってからもです。
誰に何をされたわけでもないのに怖くてね。
『誰にどう思われるかわからない』 という起こってもいない不安ですね。
それでどういう発信をしていたか、というと、
事象は書くけれど私の深い感情『想い』は書いていない。
なんとも薄い薄〜い極薄な内容ばかりでした。
それでも「これじゃいけない!」とは思うのです。
でも怖い。
で、どうしたかというと
『嫌われてもいいじゃん! 嫌われてなんぼだよねー!!』と
覚悟を決めてバーン!と開き直ったのです。
開き直った『つもり』ですね。
こんなの覚悟でもなければ、開き直ってもいません。
怖くてギュッと目をつぶっただけのこと。
ですから当然私の発信の内容に大した変化はありませんでした。
・『嫌われてなんぼ』の本音は
『嫌われてもいい』『嫌われてなんぼ』という人、時々いますよね?
でも本当は誰よりも嫌われたくない。
嫌われるのが怖い度合いが一般的レベルよりも相当高いのだと思います。
明らかに強がっているものね。
投げやりでちょっと乱暴な表現をすることで、
懸命に自分を鼓舞しているのです。
かといって、誰にでも好かれたい、愛されたい!と本気で思う人もそういないでしょう。
『ものすごく嫌われるのはイヤだけれど、誰にでも好かれたいわけではない。』
が本音ではないでしょうか。
*普段の生活でも同じこと
S N S発信を例にしてお話ししていますが、普段の生活でも同様です。
したいこと、行きたい所、着たい服、自分の意見・・・
心のままの行動をためらう大きな理由は、
《人の目、意見が気になるから》 ではありませんか?
もしあなたが今、
仕事上の付き合いや友人知人、コミュニティでの付き合いに疲れを感じているのなら。
そして『もっと自分らしく心地よく生きたい!』と強く願うのなら。
見つめ直すときが来ています。
・私はどんな世界を生きたい?
・私が心地よい生き方をするにはどうしたらいい?
そしてもうひとつ
・今の私はどういう状況?
*どんな世界を生きたい?
誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
『人目を気にしないで思いっきり好きなことをしたい!』
でもそれは、無人島にでも行かないと到底叶わないこと。
・あなたの人生の主役は誰?
この世の中で生きている限りは他人様がいます。
すっかり忘れていると思いますが、
他人様にとってはあなたの視線も『他人の目』です。
さて、人の目が気になって行動できないとき、あなたの人生の主役は誰でしょうか。
あなたではないですね。
あなた以外の誰かに主役を譲って、自分は舞台から降りている状態です。
それでも責任だけはあなたが取らなくてはいけません。
喜びは諦めても、悔しさや悲しみはあなたが引き受けるのです。
あなたの人生ですから。
こんな馬鹿げた話、ありますか?
我慢できますか?
・あなたはどこを見ている?
あなたが気になってしまうのはどんな人たちでしょう。
顔も名前も知らない、
これからも一生会わないかもしれない人たち?
それとも、友人や知人?
おそらくは友人や知人たちの反応が気になってしまうのではないでしょうか。
しかもそれほど仲良くはない人たち。
会社の同僚、ママ友、習いごとや所属しているコミュニティのメンバーなど。
あとは好意を持っている異性の視線も気になってしまうかもしれませんね。
『変な人』と思われたらどうしよう
『生意気』と思われて孤立したらどうしよう
そういう不安、わかりますよ。
私も長いことそれで足踏みしていましたから。
ですが
実際に不快な反応をされたとして。
心無い人たちのために、自分を押し殺すのですか?
あなたの周りにはそういう人たちしかいないのでしょうか。
あなたを心から応援してくれる、温かい心を持つ人たちを忘れていませんか?
たとえひとりでもふたりでも、
心通う味方がいればいいじゃないですか。
人目を気にしているとき、
あなたの意識はどこを見ているのでしょう。
この世の中にたったひとりの尊い自分を
全く無視していると気づいてください。
*心地よい生き方をするには?
批判するかもしれない誰かの視線におびえずに、
のびのびと心地よく生きるにはどうしたら良いのでしょうか。
『嫌われてもいい』からと思い切る?
そんなことをしなくても大丈夫。 嫌われる必要などないのです。
もっと自分に優しい方法でまいりましょう。
・嫌われる必要はない
趣味嗜好、考え方が合わない人たちとの接点が減ればいい のです。
実際顔を合わせる機会はあるでしょうし、最初は変わらないかもしれません。
でも大丈夫。少しずつでも必ず変わります。
最初はあなたが。 そして周囲が。
私がしっかり体験済みです。
だから大丈夫。
あなたがすることはただひとつ。
自分の『好き』に焦点を合わせる。 です。
少し先でお話ししますね。
・『好き』『嫌い』の二極ではない
物や人に対する私たちの感情は『好き』と『嫌い』の二極ではありません。
『どうでもいい・なんとも思わない』 というものもあります。
『好き』『嫌い』よりも
『どうでもいい・なんとも思わない』の範囲が一番広いはず。
あなたもそうではないですか?
どんな人も案外他人を見ていないものです。
まして嫌うほどに興味を持つことは本当に少ないのです。
*この記事を読んでいるあなたは・・・
今こうしてこの記事をここまで読み進めているあなたは
『誰にでも好かれたい❤️』 と思う方ではないはず。
あなたが望んでいるのは
・安心して心を開ける安全な場所
・純度100%の自分を受け入れてくれる場所
・リラックスして愛し愛される場所
ではないですか?
見ているかどうかもわからない人たちのことを気にして
大切なエネルギーを散らすなんて本当にもったいないこと。
そのエネルギーを大好きなものや創造的なことに使ったなら・・・
想像しただけでワクワクしませんか?
*あなたはあなたを見ていればいい
安心して心を開ける安全な場所で
純度100%の自分を受け入れてくれる場所 なんて
そんな都合の良い場所を作れるの?!
作れるのです。
あなたが本気で取り組めば。
・自分に集中!
具体的にお話ししていきましょうね。
大まかにいうと、あなたがすることはただひとつ。
《自分に集中する》 です。
それもひたすら自分に集中するのです。
特に自分が好きなことに。
自分の『好き』に焦点を合わせましょう。
S N Sの投稿やホームページの内容にも
あなたの『好き』をとことん出しまくるのです。
・『好き』を出しまくる!
S N Sのアカウントを作ったり、ホームページを開設したら
すぐにたくさんの人に見られるようになる。
そう思っている方が多いと思うのですが、
それは大きな間違いです。
「世界中の誰もが見ることができるようになる」というのは正解です。
ですが、相当工夫をしないことには
直接お知らせしない限り、誰にも見つけてもらえません。
ここでがっかりしないで^^。
ということは、
ある意味 安心してあなたの好きな世界を創り上げていけるのです。
・関所を設けることと同じ
あなたの『好き』を注ぎ込んだ世界を創造する作業にのめり込んでいくうちに
きっと他人の目など気にならなくなるでしょう。
まずは自分を夢中にさせるくらいに
とことん出しまくるのです!
すると、少しずつあなたと同じ趣味嗜好の方が集まってきます。
もしも趣味が合わない方が訪れても大丈夫。
きっとトップページやプロフィールページを見ただけで、
すぐに離れていくはずです。
そう、あなたを護る『関所』の役割をになってくれるのです。
*私の場合
さて、ここで私の場合をお話ししますね。
前述で『私の想いは書いていない極薄な内容ばかり。
変えたくても怖くて変えられなかった。』といいました。
でも伝えたいのです。
中途半端な発信にも、ジレンマを抱える自分にも嫌気がさしていました。
・想いをどこに
私の本心は
自分が持つあらゆる術を駆使して表現したい。
自分が感じてきたこと、体験してきたことを必要な方に伝えたい。
です。
その想いを認めてからは、ますますジレンマが強くなりました。
『この想いをどこに表現したら良いのだろう・・・』
今までのアカウントやホームページで
突然表現方法を変えるのは違う気がする。
そしてやはり怖いものは怖い・・・。
*安心安全な『お社』を造る!
そこで、更新が滞っていたHPのリニューアルを決めました。
プロバイダーも使用するアプリケーションも全て新しくして。
『心おきなく私自身を表現する安心で安全な《お社》を造る!』
そう決意したと思ったら
最大の商売道具であり、最善で唯一無二の工具でもある
大切な両手の指が壊れました。
ジュエリー作品が創れなくなりました。
半年から1年近くはきっと復帰できない。
もしかしたらもう復帰できないかもしれない。
絶望を感じている私に追い討ちをかけるように
Instagramのジュエリーアカウントが突然削除されました。
理由は教えてくれないし、復元もできませんでした。
できる限り手を尽くしたら
考えても仕方ないことは考えない。
私のポリシーのひとつです☆
キーボードを叩くくらいならば手指も使えるので、
『ジュエリー制作に復帰できるまでは、H P制作に打ち込む!』
そう決めました。
それしかなかったのです。
・『好き』を洗い出す
今まで3、4回自分のH Pを制作しました。
W E Bデザインチームに所属していた当時は、
仕事でクライアント様のH Pを制作していたこともあります。
そのどれよりも真剣に、
かなりドキドキしながら取り組み始めました。
最初は『好き』を洗い出すことから。
そこで分かったのは
「私は好きなものがたくさんある❤️」ということ。
好きな色、言葉、写真・・・
目の前に集まった好きなものたちを眺めたとき、 沈みがちな当時の私がどれほど救われたでしょう。
・『選ばれる』から『選ぶ』へ
どういうわけか「お客様は神様」という言葉の呪縛が強い方が多いのです。
お店でも仕事でも発信でもなんでもそうですが
どちらも対等です。
「買ってくれるからお客様の立場の方が上」?
買ってくださるのはありがたいことです。
でも違うでしょ。
等価交換をしているのでしょ?
お客様が神様ならば、あなたも私も神様です。
どんな人にも選ばれるように・・・ と思うと
振り出しに戻ってしまいます。
私たちもお客様や発信を受け取る方たちを『選んでいい』のです。
特別な仕掛けは必要ありません。
ただただ、『私の好き』を表現していくだけ。
とても平和的かつ積極的な方法です。
・自分の本音と対峙する
ここで避けて通れないのが
『自分を正面から見つめる』こと。
自分の本音と対峙するので辛いこともありました。
ですが、
そこを通ることで余計なことが削ぎ落とされ、
制作を進めていくうちにどんどん覚悟ができていきました。
次第に曖昧な表現が減り、
私が伝えたいことが真っ直ぐに伝わる表現ができるようになります。
するとどうなると思いますか?
私と同じ想い、同じ好みの人たちが共感し、
何度も訪れたくなる癒しの場所になるのです。(お客様談)
・確信したできごと
サイトオープンの日にちを決めていたので
最後の2ヶ月は追い込み作業でした。
後頭部や自律神経のあたりが腫れ上がって
水平に寝られない日々が続きました。
予定通りオープンできたときは、
本当に嬉しかった。
ご存知の通り、
このH Pのトップページは重厚な3枚の石の扉です。
重そうなヴィジュアルの上に、
さらに文字で覚悟を問われます 笑。
この画像で『うわ、重そう。 面倒くさそう。』
と離れる方が多いです。
反対に『うわ☆、なにこれ! 重厚でかっこいい!もっと見たい』
と感じる方も確実にいらっしゃるのです。
私の同志とも言えるような方たち。
そういう方たちは、
迷宮の扉をひとつひとつ開けていくように
ワクワクしながらあちらこちらのページを散策してくださっています。
いかに好きか。
自分好みか。
どれほどワクワクしているか。
熱い想いをしたためた
メールやメッセージを送ってくださいます。
Instagramのアカウントも改めて作り直してからは
どうでもいい『いいね』がなくなりました。
もう、本当にスッキリ!!
『心おきなく私自身を表現する安心で安全な《お社》を造る!』
意図した通りのH Pとなりました。
私が私を護れる喜びは計り知れないものでした。
H PもS N Sも生き物と考えているので、
これからもどんどん進化&変化させていきます。
純度を上げて『深化』もさせていきたいです。
*あなたの『好き』があなたを護る
ここまで読んでくださってありがとうございます。
あれこれ書きましたが、少しまとめてみます。
①『嫌われてもいい』→『そんなことどうでもいい』
外に向きがちな視点を自分と、自分の内側に向けると
そんなことどうでも良くなります。
②とにかく『好き』を出しまくる
好きな色、好きな言葉、好きなもの、好きな場所、好きな人・・・
あなたのエネルギーが上がる『好き』を集めましょう。
どんどん濃くしていくことがコツです。
③平和に積極的に自分が『選んでいく』
濃度の高い『好き』で埋め尽くされた世界を創ると
同じ趣味嗜好の方々が集まってきます。
反対に好みが合わない人たちは、静かに立ち去ってくれます。
その後は近づかなくなるかもしれません。
こんなふうにあなたが『選んで』いいのです。
④あなたがすることは
自分にとことん没頭すること。
それだけで
思いきり自分を表現できる安心安全な場所(お社でもお城でもいい)の
土台ができるのです。
やがて心地よい交流ができる人たちが集まる
心地よい場所となるでしょう。
他人との交流を望まなくてもいいのです。
自分の想いや表現を遠慮なく出せる場所、
秘密基地や仮想アトリエのような場所は
あなたの大きな支えになるはずです。
*The sky is the Limit !
あなたも私も可能性は無限大です。
何歳になろうとも。です。
魂は誰もが等しく永遠です。
ですが、
肉体を持っている人生の時間には限りがあります。
切ないですけれど。
だからこその美しさも喜びもありますが。
2度とない今回の人生で経験してきたこと
今感じていることは全てが宝物です。
あなたしか手にできないただ一つの尊い宝物です。
もしもそれを自分の内側から外に出したいのなら。
表現してみたいのなら。
見つからないように遠慮がちに
あてもなく『放り投げる』ような発信から
心かよう友だちに手紙を『届ける』ように。
心のままに自己表現ができる場所、
あなたの『好き』に護られた、安心安全な場所を創ってください。
必ずあなたの心の支えとなり、
やがて誰かを励ましたり、癒したりする
素敵な場所になっていきます。